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ジャズレコードの買取情報【JAZZ LP】

ジャズレコードの買取情報【JAZZ LP】
2023.02.22

Three Blind Mice(スリー・ブラインド・マイス)などの和ジャズレコードをニアレコでは高価買取致します!

1970年代の和ジャズを語るうえで外すことのできないレーベル
Three Blind Mice(スリー・ブラインド・マイス)

日本におけるジャズの歴史は想像よりもずっと古く、
戦前の1923年(大正12年)には日本で初めてのプロジャズバンドが
旗揚げされたと言われております。

1930年代~1940年代前半まではアメリカへの敵対意識と共に
ジャズの発展も危ぶまれましたが、終戦後の1940年代後半からは
日本各地で軍楽隊で鍛えられたバンドマンたちがジャズ・バンドを立ち上げ
さらに笠置シヅ子さんをはじめとする優れた歌手の出現により
日本におけるジャズ・バンド旋風が始まりました。

1950年代ではジャズ・コンサート、通称「ジャズコン」が次々と開かれ
特に1952年~1953年は各地でジャズブームが起こったほか、
ラジオ放送やLP盤レコードなどの登場により、ジャズをより身近に感じることが
出来るようになったそうです。

さらに1960年代に入ると日本のジャズシーンにおいて欠かすことの
出来ない出来事が起こります。
それは、当時人気絶頂だったモダン・ジャズの代表的なドラマーである
「アートブレイキーとジャズメッセンジャーズ」の来日で、
これにより日本は全国的な空前絶後のジャズブームに突入します。

有名なエピソードでも蕎麦屋の出前が「モーニン」を口笛で吹きながら出前を
行っていたという逸話があるほど、今までジャズに馴染みのなかった一般層にまで
ジャズは浸透し、ジャズ喫茶と呼ばれる良質かつ種類の豊富な
ジャズレコードの聞ける空間の登場、海外のジャズミュージシャンの相次ぐ来日、
渡邊貞夫や日野皓正をはじめとする日本人ジャズ・バンドマンの誕生など、
様々な要素がかみ合った結果、日本のジャズ文化が成熟を始めます。

そして1970年代、日本のジャズはいよいよ独奏のステージに立つようになったと言われ、
今まで海外からの輸入が多かった日本のジャズにおいていよいよアメリカとも違う
独自の進化を遂げることとなったそうです。

1970年代のジャズはフリー・ジャズの時代とも形容されるように、
70年代に入るとジャズは今まで培ってきた様々な要素を吸収・成長し、
独創的かつ個性的なアーティストやミュージシャンも多く輩出されます。

そんな1970年代の日本のジャズシーンを語るうえで外すことの出来ない
和ジャズレーベルが「Three Blind Mice(スリー・ブラインド・マイス)」で、
本日はThree Blind Mice(スリー・ブラインド・マイス)の中でも
当店でレコードが高額買取となった事例や、その他高額買取となる
レコードをご紹介致します。

 

 

長野県上田市よりThree Blind Mice(スリー・ブラインド・マイス)レコード約5点ほかを買取致しました

こちらは長野県上田市のお客様よりご依頼頂きました、
ジャズを中心にしたレコードの買取です。

お客様曰く、やはり1970年代のジャズがお好きだったそうで
特に日本人のジャズアーティストのレコードやCD、鈴木宏昌、北村英治、
宮本直介、渡辺貞夫などのピアノ、クラリネット、ベース、サックス奏者などは
好んで集めており、その中でもThree Blind Miceは非常にお気に入りとのこと。

Three Blind Mice(スリー・ブラインド・マイス)は当店でも高額買取となりやすい
和ジャズ・レコードのひとつで、今回もThree Blind Miceのレコード5点に加えて、
海外ジャズアーティストのレコード16点を含めた約20点ほどの
買取のご依頼となっておりました。

今回特に評価が高かったのが下記のレコードで、
・TBM-63 鈴木勲 Trio「Black Orpheus」 1976
・TBM-15 鈴木勲 Trio/Quartet「Blow Up」1973
・TBM-23 山本剛 Trio「Midnight Sugar」1974
・TBM-24 鈴木勲 Quartet Plus One「Blue City」1974
・TBM-19 福村博 Quintet「Fukumura Hiroshi Quintet」1973
Three Blind Miceのなんと帯付かつ、保存状態の良い美品が揃った
見事なコレクションでした。

こちら、Three Blind Miceやその他のレコードを含めて一点一点しっかりと
確認させて頂き、商品の稀少性の高さと需要の高さにお客様のコレクション性の高さを
評価額に上乗せさせて頂きました。

Three Blind Miceのレコードは単体でも希少価値が高く、
さらにまとまった数でのご依頼というのは中々珍しくスタッフから
買取について改めて確認させて頂くと、「実はこれまだ同じのがあるんだよ」と
大切にディスプレイされた重複含めたTBMのレコードをお見せ頂いたそうで、
査定に伺ったスタッフ曰く、「度肝を抜かれた」とのことでした。

 

 

Three Blind Mice(スリー・ブラインド・マイス)とは?

Three Blind Mice(スリー・ブラインド・マイス)は
藤井武、佐賀和光、魚津佳也の3人により立ち上げられた日本の
ジャズ専門レーベルで1970年に設立されました。

「日本のブルーノート」と呼ばれることからもその人気が高く、
日本屈指のジャズ名門レーベルであることが伺え
レーベル設立以降130枚を超えるアルバムをリリースし、
しかもその新作の大半は1970年代に制作されました。

TBMは「楽しいジャズ」「スイングするジャズ」「創造的なジャズ」
「個性的なジャズ」の四本柱を掲げ、モダン・ジャズからビッグ・バンド、
フリー・ジャズ、フュージョンまで幅広いカテゴリーを網羅し
さらに鈴木勲、山本剛、中本マリ、福村博、土岐英史、植松孝夫、
中村照夫、大友義雄、水橋孝をはじめとするそれまで機会に恵まれなかった
実力のあるアーティストを積極的に採用し、日本のジャズシーンに大きな影響を
及ぼしたことからも非常に高い評価を受けております。

1970年代~1980年代にかけて日本でも、アケタズ・ディスク、ジョニーズ・ディスク、
イースト・ウィンド、イースト・ウェスト、フラスコ、パドル・ホイールなどレーベルから
1~2枚しか作品を出していない幻のレーベルまで非常に多くのジャズレーベルが
存在したものの、作品数の多さ・クオリティの高さにおいてTBMに叶うレーベルは
なかったと言われております。

当時は録音環境や設備もまだ不備のある場面も多く、大手レーベルにおいても
質が低かったり、作品によってクオリティにばらつきがあったりという中で
TBMのレーベルはあますことなく高水準の作品が多く、また取り扱う作品の
幅の多さも相まって1970年代では独壇場だったという声が多くあり、
現在においても伝説的なレーベルとして扱われるのはそいういった理由が
人気の秘訣と言えるでしょう。

また、TBMは2006年や2013年、そして2020年にも復刻盤が再販されており、
「Three Blind Mice 45 Box」と呼ばれるLPボックスセットなども発売された事からも
現在でも十分に人気が高く、また根強いファンの多いレーベルであることが伺えます。

Three Blind Mice(スリー・ブラインド・マイス)の高額買取となるレコードをご紹介

・TBM-1 峰厚介 Quintet「Mine」1970 LPレコード
・TBM-18 中村照夫 Group「Unicorn」1973 LPレコード
・TBM-10 高柳昌行 New Direction For The Arts「Free Form Suite」1972 LPレコード
・TBM-3 植松孝夫 Quartet/Quintet「Debut」1970 LPレコード
・TBM-61 日野元彦 Quartet + 1 “Ryuhyo”「Sailing Ice」1976 LPレコード
・TBM-46 土岐英史 Quartet「Toki」1975 LPレコード
・TBM-44 鈴木勲 Quartet + 2「Oran-Utan」1975 LPレコード
・TBM-42 今田勝 Quartet「Now!」1970 LPレコード
・TBM-39 今田勝 + 2「Green Caterpillar」1975 LPレコード
・「THREE BLIND MICE 45 BOX」2015 LPレコード
・TBM-5005 細川綾子 With The 今田勝 Quartet「No Tears」1977 LPレコード
・TBM-30 山本剛 Trio「Misty」1974 LPレコード
・TBM-3008 細川綾子 With 山本剛 And The Strings「Mr. Wonderful」1977 LPレコード

 

 

Three Blind Mice(スリー・ブラインド・マイス)をはじめとする和ジャズレコードの買取はニアレコへ

当店ではThree Blind Mice(スリー・ブラインド・マイス)などの和ジャズ以外にも、
マイルス・デイヴィス、マッコイ・タイナー、ドナルド・バード、ケニー・バレル、
レスター・ヤング、ハービー・マン、クリフォード・ブラウン、アート・ブレイキー
などの人気ジャズアーティストや、ブルーノート、プレスティッジ、リバーサイドなどの
人気レーベルのジャズレコードを高価買取しております。

また、ジャズやレコード全般に当てはまりますが基本的にはオリジナル盤が高額となり、
ライナーノーツなどの当時の付属品などが揃っていたり、国内版であれば帯の有無や、
帯の色や形状によって希少価値が異なり、専門性の低い買取サイト様ですと
お客様のコレクションの本当の価値を見落としてしまう事がございます。

当店ではレコードの買取経験豊富な店主や、各分野に専門知識を持ったスタッフがおり、
お客様の大切なコレクションを従来の市場価格・商品の稀少性の高さ・変動する需要に
合わせてしっかりとコレクション本来の持つ価値の査定を行わせて頂きます。

ニアレコでは、長野県をはじめ、山梨県、群馬県、愛知県、埼玉県、東京都、
神奈川県、新潟県、岐阜県、静岡県、富山県などの長野県全域・近隣県および
東海地方エリアでのレコード出張買取に力を入れており、
内容と量次第では全国の出張買取も可能です。

Three Blind Mice(スリー・ブラインド・マイス)をはじめとする
和ジャズレコードの買取はニアレコにおまかせ下さい!